原山NEWS

NACHI不二越の社内勉強会

NACHI不二越の社内勉強会を開催しました。今回は新入社員2名も出席してドリルの基礎講座からの勉強会でした。私も基礎から習い直しました。営業社員からの質問で、「細径のドリルが折れてしまうケースがあり、お客様から対処法は何かないかと」聞かれたので適切な答えがその時に回答できなかったので、対処法を教えて欲しいとの質問がありました。回答は回転数、送りのスピードはカタログデータの80%くらいを薦めるということでした。カタログデータは工作機械とツーリング工具、切削工具の相性がよく、それぞれの最高値に近いところで加工テストを行っています。ですから最初から、回転数や送りなどカタログデータを生かせる設備で加工していれば別ですが、常に最高の状態で加工するのは難しく、工作機械、ツーリングと切削工具の性能が一致しないケースが多くあります。そうしたケースでは、カタログデータの性能を引き出せない場合ばほとんどです。特に細径のドリルは機械の高回転にツーリングの性能が追いつかず、折れてしまうケースもあります。逆の場合もあります。また深穴を開ける場合はドリルの直進性の優れたダブルマージンを薦めて頂きました。マージンは穴加工の案内性を高めの目的でドリルの外周に設けてあります。ねじり角が強いほど切り屑の分断性は上りますが、ドリル自体の剛性は弱くなります。など色々と復習をさせて頂きました。加工の高効率化ということでリーマレス加工の商品の説明もありました。新商品としてはドリルで穴加工した底面がフラットになる「アクアドリルEXフラットシリーズ」コーティングタップを凌駕するハイスの「HYPERZSERIESタップ」などを勉強しました。寿命比較で約2倍(M12X1.75タップ使用)。加工穴数で約3.3倍(M12X1.75タップ使用)という加工データがあります。

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